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眼福や画廊をでれば春の風 [雑感]

 昨年(H18年)の暮れ、畏敬する晴坊さんの訃音に接した。
 晴坊は会社の先輩、岡田さんの俳号である。仕事のうえで多くを教わり、酒も一緒に飲み、たくさんの良い思い出をいただいた。
 多趣味の文人で落語、俳句、連句は玄人はだしであった。時折り俳句や連句のことを教えて頂いたことが懐かしい。 
 私も水彩を習いはじめたんですよ、とグループ展にはじめて出品するときに

         母と子の公園デビュー春の風 

という駄句を付して案内状を差し上げたら見に来てくださった。 「見たよ」とはがきをくださり、

         眼福や画廊をでれば春の風     とあった。

 むかし、晴坊さんと雑談したとき、青森の酸ケ湯温泉には、

         眼福や朝の酸ケ湯の四分六分 

という句があったと話したことががあり、晴坊さんがいたく面白がったことを思い出した。
「眼福や」と言えば私の絵が何であったか容易に分かるというものだが,あとから初心者が出品する絵ではないと人から言われ、愧入ったものの遅かった。
 晴坊さんは、僕もまた新しいことを今度始めるんだよとおっしゃっておられた。
それが何かは聞かずじまいになってしまった。(19.4.25)              
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