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脇坂俊郎水彩画文集Ⅰー4(No.131~190) [画文集「かくもながき愉しみ」]

131 10冬景色
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例によって、雪景色の練習。写真を見て描く。場所不明というか、国籍不明。
今頃気づいてなんだが、風景画は遠景が多い。なぜか理由は分からない。

132 牛の骨
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なにやら意味ありげな絵だが、特に無い。牛骨は、よく画材になるが描くのははじめて。
後ろは新宿のヒルトンインターナショナル。東京砂漠といったところか。

133 新宿御苑の桜
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 4月9日 台湾閣を描く予定を変更して桜のある池にした。
一時間もしたら疲れて、やめて帰ってきた。真ん中の池に映るさくらが綺麗なので、挑戦したくなったが成功していない。

134 10あじさい・カラーとユリ
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  いずれもアルシュを使っているがこの写真は修正しているので実物はもっと暗い。
相変わらず光を捉えることが出来ないでいる。

135 旧岩崎邸
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上は現地で描いたままのもの。
下は、別の角度から写真を撮り、家で描いた。
いずれもいまひとつ。
岩崎邸は、湯島にある。
三菱マークのもととなった紋の彫られた門塀もある。

136 タイの女性
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 一年前の2009年6月5日に描いた絵。
疲れてここまでがやっとだった。
あとで、手を入れるつもりで、はや一年が過ぎてしまった。
光陰矢の如し。
手を加えない方が味がある。

137ブーツでおでかけ
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 紙はキャンソン、街など背景を入れたかった。
背景に何かないとバックの色つかいが難しい。
ペンの場合は、顔もむずかしい。もっと細いペンを使えば良いのか。かんじんのブーツは、少し短めの太いものなので、らしく見えない。
ダウンコートももう少し色が黒っぽいのだが。
不満だらけの絵。

138 10パン2
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 今年二回目のパン。
静物は、ものの前後関係、バックとの距離などが、なかなかうまく表現できない。
いつも、こんどこそは、と思いつつ終わる。

139 烏賊と鮎 細密画の練習。
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ペンの方が出来あがりは良いみたい。
上の小さな魚も鮎、琵琶湖の笹鮎か。
あいのささやき。何匹かの澤蟹はよけいか。
考えてみれば生の魚を描くのは、はじめて。なかなか生の鮎や烏賊にならない。

140 九品仏 浄真寺
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5月28日、これ以上は無いというようなスケッチ日和。
東急大井町線九品仏駅前にある浄真寺仁王門。
緑陰がテーマだが、この緑がむずかしい。
もっと光が強く影も濃い。
もう少し何とかならないものかと思う。
浄真寺は延宝六年1678年創建の古い浄土宗の寺。
ご本尊は九体の阿弥陀如来、これを九品仏というとのこと。

141 ミモザ・菖蒲
左は21年3月に描いたもの。
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手を入れようとして果たせなかった。真ん中の花は芍薬でなんと造花だった。右は22年2月に描いた。これは手を入れて失敗した例。この二枚の間には、ほぼ1年近くの間がある。ちっとも上達していない。

142 水仙・薔薇
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左は22年1月、太いペンで描き色を入れた。
水仙のほかは、きんぎょ草。
右は22年6月に描いたもの。ビロードのような真紅の薔薇はどう描けば薔薇になるのやら。

筆を置くとき
 どんな絵にするのかを最初に考えるのか、描いていてこれで良いと思ったらやめるのか。
これが水彩画をはじめたときからの疑問である。先生にうかがうと後者であるとの答えだったが、人によってレベルによってあるいは異なるのかも知れない。
絵を描いているといつか来るという「これで良いという瞬間」とはどういうときか、そんな時がはたしてやってくるのか。その時が来ないうちに厚塗りして潰してしまうことが多い。これは難問である。
(20.6.16)

143 静物3題 ダリア
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 つい先日6月18日に描いた絵。19日に少し手を入れた。主役の林檎がいまいち。
これより麻酔われはダリヤになりにけり 栗林千津子

赤いボトル 09.1 F8 鉛筆(ワトソン) かなり以前に描いた絵。手を入れていない。
いずれ 練習のため、手を入れたいと思っている。
石榴の実涙の粒に似しを食む 馬場移公子
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ポピー 09.1 F8 鉛筆(ワトソン) これも一年半近く放っていたものを最近少し手をいれた。背景をもう少しいじりたい感じ。
けしひらく髪の先まで寂しきとき 橋本多佳子

144 ペン画3 題
10 静物 白馬三山
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赤い帽子はぬり過ぎ。
背景は,白馬(しろうま)岳2、932m、杒子岳2、812m、白馬槍ヶ岳2、903mの白馬三山。長野、新潟、富山にまたがる北アルプスの名峰。その麦秋風景。
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10 静物 槍ヶ岳
背景は塗り過ぎ。
穂高連峰の北側、長野と岐阜の県境にそびえる標高3,180mの秀峰。名前は言わずと知れたツンと尖った山頂の形にちなむ。日本のマッターホルンと呼ぶひともいる。
この絵はバスケットのなかの麦わら帽子が主役のつもりが槍ヶ岳になってしまった。

10 花 赤いゆりとダリア
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最近のゆりは、色も形も色々。
いつか見たいわたけのゆり園には多種、多様なユリが沢山咲いていた。
行ったことはないが、所沢にも同じようなゆり園があるらしい。
このあでやかなゆりの花を見ているとかえって山ユリの方がシンプルで良いようにも思える。
むかし、いなかの山裾に沢山の花をつけたゆりが咲いていたが、今でも咲いているのだろうか。

指さしてわがものとする崖の百合 橋本美代子

145 10かぼす
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 かぼすがグレープフルーツのように実をつけたので、摘果して絵を描いてみた。先生からは、固有色にこだわるなと教えて頂くがどうしても翠色にしてしまう。

146 人物3題
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 いずれも F10 鉛筆 左10ハンガリーの民族衣装.背景が、難しい。
ペンでなぞった。

右10フラメンコ未完である。シースルーの長そでブラウスが上手く描けない。
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10赤い帽子 これも未完。バックがまずい。

147 ぼかしとにじみ2題
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くだものと酸漿鉛筆・黒いセーター いずれもぼかしとにじみの練習。
左は教室で。用紙はアルシュ。右は家での復習。用紙はキャンソン。
水彩画特有の技法であるにじみ、ぼかしを習得するのは、なかなかたいへんである。根気と計算が要る。

148 10街着・10りんどう
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街着
用紙はアルシュ。
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まだ、手を入れる余地がありそうだが、だめにする可能性も高い。
やってみたいのは、背景に赤系統の色をもう少し強く入れてみること。

りんどう
用紙はワトソン 2時間で描き、そのまま。
両サイドの鶏頭と薔薇に力が入り過ぎたか为役の竜胆の影が薄れた。
全体を見て描かないとこうなるという見本みたいなもの。
右のモンステラの葉ももう少し手を入れたい感じ。

149 風景と人物
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ブルゴーニュの夏
風景画の練習作。先生にもあなたは遠景が好きだねと呆れられた。確かにこれでは、近景、中景、遠景の練習にならない。紙はアルシュ
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 帽子を持つ女性
No.99と同じテーマである。
街着の女性
2週目にべつのモデルさんを描いた。
それを手直した。
相変わらず全体のプロポーションがなっていない。
バックももう少し赤系統を入れたい感じ。出来は、これも良くない。
紙はワトソン。
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150 10 赤い百合(鉛筆)・新宿御苑の松( ペン)
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上は写生の日が曇りとなり、代わりに花を描いたもの。
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下の新宿御苑の松は、延期した写生の日に描いたもの。
御苑の松の木は、アカマツの一種なのか調べたが分からずじまいだった。
きのこのような帽が特徴。園のあちこちにある。

俳句では、松の緑というと松の芯のことで春の季語。
色変へぬ松というと紅葉に対応して秋の季語。
絵は、評するに値せず。

151 コスモス・皇层和田倉門
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 コスモスは絵にするのは難しい花のひとつ。花はたよりなげ、葉も細くて捉えどころがない感じ。
心配した通り壺の方が主役になってしまった。
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皇层を描くのははじめてのこと。場所は和田倉門付近から、有楽町方面を描いた。
そこは、むかし勤めていたビルが見えた。
それを真ん中に入れた。
センチメンタルジャーニィならぬセンチメンタルスケッチング?になった。

ここからは22年2月から23年12月までのもの。 カルチャー歴6~7年目にかけての作品集。 作品集というのは恥ずかしいくらい。まあ習作集といったところが妥当な線か。

152 10秋の果物・ベレー帽
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スケッチ淡彩の日 「スケッチ淡彩」とは通っている教室の講座名である。
かれこれ30年近く続いているという。
先生はO氏。
朝日カルチャー教室は、西新宿の住友三角ビルの4階にある。
朝8時半ごろ家を出て、西武新宿線中井駅で大江戸線に乗り換え都庁前で降りる。
たいてい始まる前O(大和銀行OB)、M、Hさんとお茶を飲む。
時にW(野村證券OB)、Sさんらが加わる。
一番Wさんが元気で他の教室にも通い、一人でほぼ毎週スケッチに出かけるとか。
最近胃を切ったというのにである。
Oさんはアラナインティ、教室の長老、良い絵を描かれる。
教室一とだれもがみとめている。
Sさんは中野のアニメ会社の社長で美校の講師先生。
二年ほど前、肺がんでご为人を亡くされた。
年齢不詳。
Iさんが亡くなり、S(住友信託OB)さんが高齢を理由にやめられた。
女性では体調不良でOさんがやめ、川越の別の教室で勉強している。
あとに新しい方が入られてメンバーも大分変わった。
教室は10 時から1 2:30 まで。
先生はたまにまわって来られて、ひとことふたこと言葉をかけてくださり、ほんのたまに筆をとり教えて下さる。
先生は、小磯良平門下とか新制作協会会員で油絵作家とのこと。
水彩画は得意ではないように見える。
S、S、Tさんとたまに52 階のイタリアンレストランなどで食事を付き合うがたいていは12 時ごろやめて早帰りする。
右胸の疼痛がきついのである。
鷺ノ宮駅トモニでおむすびとアンパンを買って家で食べることが多い。
最近は2度ほど、中井駅前の「又次郎」という蕎麦店でもりなど。
教室に淡友会があり毎年、年度末に一週間のグループ展がある。
京橋のギャラリーくぼたで開催され今23 年度は第17 回である。
第11 回から出品したので今回で7 回目となる。
自分としては初めてであった第10 回は、照れくさくて出品しなかった。会の帽事は男1 名女性2 名で为たる仕事は、このグループ展のお世話と12月の忘年会の運営である。
第13 回のときにS、Sさんと務めたがけっこうたいへんで2 度とはやりたくない。
Sさんは同期生、ほかにSさん、Oさんと4人が一緒に入ったが、後の二人はその後ほかの教室へ移られた。
教室は2 ~3 年がいいところだと思うが変わるのも面倒。
そのうち体調が悪くなり、健康、元気のバロメーターとして通っていて思いがけず長期になってしまった。
マンネリ化は否めないが、いつまで続くか体調次第というところである。
(23.12.9 )

152 10秋の果物・ベレー帽
秋の果物は、林檎をはじめくだものが変。栗のいがもむつかしい。
左のベレー帽の絵は、未完成。バックの左側はどうすればよいのか分からない。

153 清泉女子大学(旧島津侯爵邸)
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女子大は五反田にある。
ベランダは回廊になっている。実際の曲線はもっとなだらかである。少し強調し過ぎ。
建物は旧岩崎邸に似ている。同時代のものか。建物も魅力的なたたずまいだが、右のメープルらしき大木が素晴らしい。黄色に色づいて秋酣の風情。

154 10猫2題
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  左は眠っているところを写生した。右は椅子の背もたれでふざけているところを写真で撮り、それを見て描いたもの。同じ猫とは思えないほど感じが違う。それは下手だから。

155 10秋景色2題
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二枚とも写真を見て描く練習。
左はサブプライムローンいや木漏れ日がテーマ。右はお寺の階段が为役。いずれもダメ。
気合いが入っていない。

156 23 年カレンダー
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22年も残すところあと数日。
2011 年のカレンダーをつくる時期となった。
カレンダーの絵がクリスマスとはいつもふさわしくは無いと思うのだが、つくる時期が時期だからか。
この花は何と造花。造花を描けば生花の如くなり、生花を描けば造花のようになるのは情けない。
がいつもそうだ。
先生は、カレンダーなのだから、リアルでない方が楽しいと妙な慰めを仰る。
降誕祭讃えて神を二人称 津田清子

157 10フリージャとばら
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フリージャは昨年暮れに、右の薔薇は新年になって描いたもの。
左の絵の真ん中は、ガーベラで右上の赤い花はダリア。あまりそれらしく見えない。二時間ほどで描き、その後手を入れていない。
右は家に帰ってから少し手を加えた。手を入れない方が味がある。
それにしても、薔薇に椿ではちと違和感無きにしも非ず。

158 11和服

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今年の描き初め。
No.157 の薔薇の絵と前後してしまったのは、アップロードするのをためらっていたことによる。和服の女性は、和服がぞろりとなってしまっていつも失敗する。
出来が悪い。
これも、顔が気に入らないし、右の掛け軸ももう一つだ。
モデルはもっと若くて可愛いのだが、まるでそう見えないのは何故か。若さを捉えるのは容易ではないということ。
結局グループ展に出すものがなくて、この絵を出品することになってしまった。

159 11雪景色
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 京都の街並みか、どこか、写真を見て雪景色を描く練習だが、写真に場所の説明がないので不明。
先生は、残り雪にもっと厚みをと仰るがなかなか難しい。
坂道や小雪の積る甍などが为役だが、京であれば古都の雰囲気はもう一つ明暗の工夫がいるのであろう。
空を少し暗くしてみたがまだ足りないかもしれない。

160 11静物2題
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左は、人、右はうさぎの人形が入っているのが共通している。为役は右の絵では人形だが、左は赤い帽子。
静物は相変わらずバックに苦労している。難しい。

161 11人形
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 例によって人形が人のように表情を持ってしまった。右にあるのは黄色い帽子であるが、そう見えないのが残念。背景の町ももうひとつだ。それにしてもF10号は大きくてしんどい。

162 11ウクレレ
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本来の主役は、横になった花束。いつの間にやらウクレレになってしまっている。
これはいったいどうしたことか。描いている自分にも分らない。

163 1 1黒い靴下
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 これは、自分としてはもう少し手を入れたい。靴下をもっと黒くもしたいし、バックを何とかしたい。
とくに下の方に濃い色を入れたい。左の余白は何も入れない方が無難か。

164 1 1フラメンコとサリー
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これも未完。それにしても、フラメンコとサリーでは合わない。

165 池田山公園
池田山公園は、山の手線五反田駅下車。
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今はねむの木庭園となっている皇后の実家正田邸跡を経て徒歩15分のところにある。
左は現地で描いたもの。右は、帰ってから写真を見て描いた。同じようになることを再確認しただけ。どちらも新緑の木の枝のかたまりが表現できていない。

166 11猫2題
左は寝ている時に写生した。
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急いで描くのだが、動くのでなかなかむずかしい。右は写真を見て描いたもの。同じ猫だが印象は全く違う。実際に猫はかわいい時ときつい時と表情が一変することがあるが。

167 地球儀とほたるぶくろ
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 2枚とも教室で描いたままで手を入れていない。

168 2匹の猫
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 左は普通の描き方で描いた水彩画。右はひだりのバックを塗る前にカメラでとり、お絵描きソフトでバックを(指で)入れたもの。
つまり、お絵かきソフトでバックの練習をして、左を完成したかたち。最近のソフトは、良くできている。
日進月歩である。後から文字を入れたり、色々な加工も可能だ。
ほかにも水彩の練習にもなる使い方があるかも知れない。
絵は、写真を見て描いたもの。
こういう猫が近くにいるわけではない。
恋猫の皿舐めてすぐ鳴きに行く 加藤楸邨
169 11芍薬と百合
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 5月27日雨のため写生会(武蔵小山の林試の杜公園)中止。花に変更となり2枚描いた。
左は着色できず、家に帰ってから仕上げたもの。右も少し手を入れた。いずれも用紙はキャンソン。
やっと線の上に着色する感じが少し分かりかけたように思う。しかし芍薬の中心ははもう少し明るいピンクだ。
左右より芍薬伏しぬ雤の径 松本たかし

170 かぼすとパイナップル
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左はガーデンテーブルにのっているかぼす。昨年の秋に収穫した時の写真を見て描いたもの。
右は最近作の細密画の練習。硬い鉛筆を忘れたのでBで描いて彩色。

171 11 街着
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デッサンが出来ていない。もう少しだという気がしないでもないのだが。
絵としては未完。頭を少し冷やしてから見直して見よう。

172 林試の森公園
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林試の森公園は、東急目黒線武蔵小山駅下車。周囲は高級住宅地。昔は林業試験場があったのだろう。
絵は木や林を描くしか手は無い。
木も林も好きだが絵に描くのはむずかしい。木の肌、緑の葉それぞれ樹種によって明らかに違いがあるのだが、表現するのは至難である。
2枚とも家に帰ってから手を入れている。入れない方が良かったと毎度のことながら悔やむ。

173 11猫6 題(1)
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 すべて写真を見て描いたもの。かわいさを表現したいのだがまだまだである。

174 11あじさいとひまわり
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二つの花はそれぞれ変わり種。
それにしても、あじさいとひまわりではどうにも合わない。
用紙はキャンソン。
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太田先生の絵

175 シェラトンサーフライダーホテル
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夏の風景画の練習(2週続き)。
上の絵は、1週目にペンで描き、下の方を家で練習のためにペンから着色まで描き上げたあと、2週目に教室で着色した。従って上の絵は下の絵で練習したうえで着色したことになる。
努力の割に成果がもう一つ出ていない。どうしても同じような色調になる。2枚目は変えようと思いながら描いたが、あまり変わっていない。
人は変わるのは容易では無いとつくづく思う。まして落語でいう「化ける」など夢のまた夢だ。
上の絵はJTBのハワイ観光のパンフレットの写真を、下の絵は我が家にあった写真を見て描いた。

176 11ぼかしと牡丹
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 上はぼかし、にじみ、たらしこみの練習。
もっと奔放に遊べと先生はおっしゃるがなかなか出来ない。結局、仕上げのための筆入れでいつもとさして違わないものとなった。
下は次の週の花の絵。
なんとなく前週のぼかしなどの練習の雰囲気が出てしまうのが可笑しい。
このボタンは造花。もっと紫色が強い。皿の上の花は、いまいち。

177 11猫6 題(2)
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 猫は寝ていると描きやすいが、起きているときはまず無理である。従って写真を見て描くことになる。
が、なかでもとくに眼がむずかしい。
(下段の二枚は写生、そのほかは写真を見て。)

178 11 マンゴー
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 主役はトウモロコシかマンゴーなどくだものか。それとも左側にあるドライフラワーか。
どうも静物はとらえどころがない。黒いカーテンのバックにも悩まされた。

179 11吾亦紅
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 今年もまた吾亦紅を描く季節になった。ほかに芒、鶏頭、秋だ。
あんなに暑かった夏はどこへいったのか。
カラー用紙にしたが、上手くいかずまたクレパスを使った。

80 宝来公園
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宝来公園は田園調布にある。
田園調布の西口に出ると街は高級住宅地が放射線状に広がっている。
帰りに」兵隊屋」という変わった名前の蕎麦屋で穴子せいろを食べた。
まずまずの味であった。
上は横長のスケッチブック。
下はアルシェ。

1 81 大使館の猫
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 暑い夏のある日、新大久保の「大使館」という名の韓国炭火焼肉料理店の2階のテラスで食事をした。その時にテーブルにやってきた猫。
我が家の猫と違ってどうやら西洋系のよう。一種独特の雰囲気を持った猫であった。
妖しげな雰囲気を出すべくバックを多彩にしてみた。

182 11青いビンと果物
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 この絵はもう少し手を入れたい。とくに一番右のビンとくだもの。
先生の評・「下の部分の影をもっと濃くしなさい」。

1 83 石仏
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 昔、奈良の山の辺の道を歩いた時に見つけた石仏。写真を見て描いた。歳を経た石の感じを出したいのだが、どうすればよいのかわからない。
23.10.19

 184 床の上の静物
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床の上に置かれた古いカバン、薔薇のドライフラワー、果物ランプ、トランプなどなど。
これだけのものを8Fに2時間半で描くのは大変だ。
どうしても雑になる。雑な方が面白い絵になるのかも知れない。皮肉な話ではある。
2011.10.22 床の上の静物 F8 ペン

水彩の特質と良さ
水彩の特徴といえば、何といってもその透明感にあるのは誰もが認めるだろう。
だから、出来ればさわやかな絵を描きたいと願っている。
清明感と言ってもよい。
ところが、もうひとつの特質に非可逆性みたいなものがあってこれが、描く者にとっては厄介である。
油彩やパステルなどはある程度途中で修正が出来る。
平たく言えばやり直しがきく。
ところが、水彩は墨絵などとも似ていると思われるが後戻りが出来ない。
また色を重ねると暗くなるし透明感がなくなる。
さわやかさや清明感とはほど遠いものになってしまいがちである。
どこでやめるかとも関係があるが、短時間にさらりと描くというのが良いようだ。
そういえば、水彩画は、美を短時間で捉えるというのが特徴であり、良さでもあると誰かが書いていたように思う。
(23.12.12 )

185 11猫6題(3)
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猫、猫、猫・・・・・。猫ばかり描いているが、起きている猫を描くとどうしても怖い猫にしか描けない。
かわいい猫にならない。なぜだ。
それで寝ている猫を描く。
23.10.23 リーリー 右下はペンと色鉛筆

186 多摩川台公園
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上の左はG5の鉛筆、ほかの2枚はF4ペン。
上の2枚は現地、下の一枚は写真を見て家で描いた。
いずれもいまいち。

187浴衣と花
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左は八月に描いたもの。季節感がずれている。
それだけ気に入らずに手直しを続けた。
まだ同じ状態が続いている。
右も左に同じくどこか気に食わない。バック、百合、鶏頭手前のぶどうなどの果物も手を入れたいのだが。根気が続かないのとこれ以上手を入れても良くなる気がしないのと両方である。
ああ。

188 11猫6題(4)
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猫の表情は多彩だ。写真を見て描くことが多いが、描きようによっては、ガラリと写真の表情と異なることがある。長靴を履いた猫や百万回生きた猫など童話の挿絵や絵本のねこなど、猫の絵は個性的なものになるのも頷ける。

189 11教会
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No.186の多摩川台公園をスケッチした時に、東急東横線多摩川駅の近くに教会があった。写真に撮って帰りペンで描いたのがこの絵。写真とは違う雰囲気を出したかったが、なかなかうまくいかない。
画友4,5人と近くの「田焼(でんしょう)」と言う店で鉄板焼きランチを食べて帰った。

カルチャー教室の時間
教室の生徒が増え30名前後になり全体に狭い。
イーゼルが既に並んでいるのでたいていは、窓際の明るいところを選ぶ。
高いイーゼルもあるが、疲れるので低い方で座って描く。座ると楽だが、時折り離れて見る必要があるのについ面倒で怠る。
描く時間は2時間半。
先生はこの間に一枚それなりに仕上げることにこだわる。
時間内に仕上がるかどうかは絵の大きさによるのに先生はそれを示さない。
個人の力量次第ということか。
たしかに水彩の場合は目安の時間は必要かも知れぬ。
人物など気に入ったモチーフのときはF10とかB3ワトソン紙を使う。
ワトソンは100円だがアルシュは525円と高いのでめったに買わない。
体調不良のときは、F10、B3は大きすぎてきつい。
普段はF8のスケッチブックをバッグにいれて持っていく。
12時ごろまでは、皆静かに描いているが、終わりの30分くらいになるとあちこちで話し声が聞こえてくる。
家で描いて絵を持ってきて、先生に見て貰う人もいるが、面子は不思議と限られるようだ。
たまにイーゼルを並べて先生が講評をすることがある。
風景のときはたいていスケッチの翌週にこれがある。
このとき自分は余り先生の話を聞いていない。
これでは上達するわけがない。
疲れはするが好きな絵に没頭できる至福の2時間半である。
(23.12.15 )

141 2012カレンダーと帽子
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平成24年カレンダーは秋景色の練習で「紅葉」にした。使った写真の木はメープルらしいが、葉の大きい感じと葉のかたまりが難しい。先生はとくに葉のかたまりごとの赤、朱、黄色とリズムが欲しいと仰る。かたまりは陰で付け、リズムは色の強弱でつけるのだと思うがなかなか陰の良い色も見つからない。
いずれにしても、もう少し手直しが必要。
「帽子」方もバックその他をもう少し手直ししたい。
ともに未完。

アトリエ1046

カルチャー教室の翌日は土曜日。
画材の入ったバッグをファンカーゴに積みマイe ハウスへたいてい行く。
車で30分ほど。
コーヒーのあと、10時半ごろから教室で描いた絵をながめ手を入れたり、新しく何か描いたりする。家人はバイオリンのおけいこ。
12時ごろには家人がランチを作ってくれてピポンと2階のチャイムが鳴る。
二人でランチだ。
天気の良い日には猫額庭のテーブルでということも。
2時半ごろには帰宅。
この時間も黄金の時である。
もちろん体をなしていないけれど、ひとりe アトリエ1046と称している。1046は、杜 詩郎 杜白の洒落。


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脇坂俊郎水彩画文集Ⅰ〜3(No.84~130) [画文集「かくもながき愉しみ」]

ここからは平成20年1月~21年3月の間に描いたものを収録している。
この時期、体調がもうひとつだったといえ、描いた絵は、撮影した写真をソフトで修整しないとHP にアップロードするにはしのびないような出来の絵ばかりであった。
今回、本のかたちにするにも枞や縁どりに背景色をいれるなど、絵をそのままで掲載するのではなくいわば装飾した。
絵を額縁に入れて、すこしでも立派に見せようというのと同じくなさけない魂胆である。
自画自賛 絵は、自分が少しは上手いと思わなければ描かないだろう。他人と比べてでは無く自分の他の才能に比してという感覚である。
実際に描いて見て、こりゃだめだと思うのは、自分の理想と実力の差が分かるからだが、いや練習すればもっと上手くなる筈とおもうのは自惚れか、自分の能力、力を分かっていないからか。
自分の絵に満足出来ないのは、向上心からと言えば聞こえがよいが単に欲だけかとこの頃思う。
これが実力、これで良いのだ、いいところもあるではないか、となぜ思わないのか。
そう思えば描いていて楽しいに違いない。
ぼやきもおおいに減るというものだ。
(23.12.10 ) 原画と写真画像 デジカメ写真で水彩画を撮り、HP にアップしたり、ポストカードにしたりiPad で眺めたりしているが、カメラ、液晶、印刷技術の進歩の恩恵に浴しているなとつくづく思う。
安いし、扱いが簡単なのが何よりである。
携帯端末、PC 間のデータのやり取りもクラウドの出現以来本当に楽になった。
しかし、絵を描く者にとって気になるのは原画と写真、画像との違いである。画像処理技術の進歩で明度、色合いなどかなり変えることが出来るので原画と似てもつかぬ素晴らしい画像になる。しかも写真は原画より小さいので縮小の結果、小さなアラが目だたなくなる。
総じて画像の方が奇麗になり、へぇ、こんなに上手いのかと錯覚しかねない。
きっと油絵や水墨画などより水彩画の方が光が重要だから、明るく調整すると窯変とまでではないが良くなるのだろう。
印刷も同じことである。
油絵の絵本は少なく、水彩の絵本が多いのはこのことによるのに違いない。
(23.12.20)

84 花
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花をいきいきと描くのは本当に難しい。
そこで壺の形と色が面白いなどと言って花器も描く。
また、少し全体を左に寄せて描いたりする。
これもみんないきいきと花を描けないので逃げている感じだ。

85 鏡
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少女のトルソやキリンの人形などの静物と鏡を描いたもの。
左はssさん、右はskさんが鏡に写っている。
鏡の面がなかなか表現出来ない。
上手な人のをみていると、まさにさっと描いて「らしく」なっているのだが。

86 08カレンダー
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カレンダー用紙は特別な紙である。
紙のせいにするわけではないが、うまく水彩絵の具が乗らないような気がする。
毎年何を描いたらよいのか迷う。何を描いても一年間見ていたら飽きないわけがないし、一年間見るに堪えるかが問題だ。それにしても人形は難しすぎる。何度描いても人間のようになる。
人を描くと人形のようになるのにやっかいなことだ。

87 紫のワンピース
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右が完成した絵。左はアンセリウムの絵を小さくして絵の上に貼り付けて写真に撮った。コラージュである。題して「絵のある部屋で」。
この絵でいえば右の余白に何を描くかによって雰囲気は当然変わる。たいていは失敗する。いっそ描かない方が良い場合もある。
左をグループ展に出品した。

88 和服
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この絵のポイントは膝の緑色。
自分では、まず使わない色である。
プルー調の冷たさが少し救われるという。
あとは左の肩。
白を残せば少しなで肩が目立たなかったかも知れないような気がする。

89 アネモネと静物
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同じモチーフを2枚描いた。左が最初で右が2枚目。右は途中でやめた。
左の1枚目を塗りすぎてうまくいかなかったので。がまんを覚えないと水彩はだめとか。
がまんは体に悪い。

90 知床連山
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 この絵は19年2月頃描いた絵。一年後出してきてガリンコ号を山と網走差の間の流氷に入れた。見た風景写真は、網走差の観光課か観光協会だったかのもの。ガリンコ号はネット上の写真を参考にしたが、大き過ぎはしないか。
実際に見たことがないので想像するだけである。こんな寒い年に流氷を見にいく元気は残念だが、ない。

91 有明山けぶる
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 同じ写真をみて2枚描いた。上が最初で下が2枚目。何枚描いても上手くならない。
水彩は悩み多き画材ではある。
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No67と同じ位置からの写真を今年の冬に撮ってもらったものが下の写真。
これを見れば何を描きたかったかが分かろうというもの。
雲がかかっている有明山だ。

92 古いカバン
カバンの中にある皿の向きが変。
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手前の青い己も変。
青いリンゴも変。こりゃだめだ。
後ろの壁?はどうすればもっとかばんから離れるのだろうか。右に何か描いたほうがよいのか。
わからん。

93 啓翁桜

山形の早咲きの桜。花は染井吉野よりかなり小さい。
敬翁桜とも呼ばれていたブランド統一で啓翁桜になったとか。
山形はさくらんぼでも有名である。
佐藤錦などを販売している業者が切り花用のこの桜を扱っているようだ。
描いているときに背景を暗くして白絵の具を使いたい誘惑に駆られる。

古代壺の啓翁桜華やぎて 杜 詩郎

94 牡丹
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この絵は実際には、もっとおどろおどろしい。
例によって、絵具を重ねた。ボタンの花らしく描こうと思えば思うほど底なし沼のように深みにはまる感じである。

ためらはで剪る烈風の牡丹ゆゑ 殿村莵絲子

95 白いポット
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白いやかんや秤などが白い己の上に置いてある。
白いやかんの形を辿るだけで時間がとられ、課題の白い基調と光や影がおろそかになる。いつものことだが情けない。

96 ロシア民族衣装
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この絵は、右に何か描こうと思って左に寄せたが、何か描くとまたつぶすことになるのでやめた。腕のシースルーやスカートの大柄の模様などが絵の練習材料だが、いずれもイマイチ。
バックのモスグリーンは、まず自分では使わない色である。暗いと思っていたが、意外に明るいのにびっくり。なんでも使って見ないといけないと反省。

人物画 カルチャーの「人物」とは、コスチュームの女性がモデルの絵のことである。
いわゆる人物画とは多分違うのだろう。
コスチュームは民族衣装やフラメンコなど多様だが、普段着もある。
先輩の話では、昔は男のモデルもあったとのことだが、今はない。
なくて良い。
人物はプロポーションの練習になると思うので、出来るだけ頭から足まで全体を描くように心がけている。
上半身だけとか足の途中で切る人が多いが、これはかえってむずかしい。
見る人に描いてない部分を想像させて味のある絵になるのだろうが、まだまだそのレベルに達していない。
頭など部分から描きはじめて結果として途中で足などが切れてしまうというていたらくが多い。
(20.6.23 )

97 新宿御苑の桜
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4月4日にスケッチした2枚。御苑の三大八重桜。
イチヨウ(一葉)、ウコン(鬱金)が満開、ギョイコウ(御衣黄)はまだこれからという時期。明日は首相の観桜会とかでテントの準備の最中であった。桜は、描きたい画材ではあるが難しい。ゆりの木を描いたり、新緑を描いたりして際立たそうとの意図だが成功していない。

98 ねじれ国会
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4月25日にスケッチした2枚。雤かと思っていたら快晴。国会議事堂正門前にある和風庭園から。右はペンで最初に描いたもの。
ねじれてこそいないが、国会議事堂の縦横比が変。
左は少し角度を変え、ズームアップして鉛筆で走り描き。似たような下手な出来。
クイズ番組から得た知識だと建物は墓・ツームストーンを真似たものとか。
実際に描いてみるとなかなか難しい。見なれた議事堂にならないのである。
それにしても、中ではなんということをやっているのか。
絵にもならないことに血道をあげて。のんびり絵を描いていても申し訳ないと思わないのは情けない。

99 緑のスカート
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久しぶりにアルシェで描いた。どうも鉛筆は硬めが良いようだ。それと気がつくのが遅い。
緑のスカートはひだひだがあって難しい。己の感じをだすのはまだまだのようだ

100 マーガレット
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 この絵も描いていると背景を暗く黒く塗りたくなる絵だ。きっと花が浮き出てくるのではないかという気がする。いずれやってみようと思う。
花のかたまりに見せるためには、下の方にピンクの花を多く描けばよいとか。かなりのハイテクニックである。

マーガレット東京の空よごれたり 阿波野青畝     マーガレット束ねて消ゆる悔ならず 岡本 眸

花の絵 花の美しさなどというのはなくて、美しい花があるだけと言ったのは誰だったか。
何はともあれ生き生きした美しい花を描きとめるのはつくづく難儀なことと思い知らされている。水彩画に限ったことではないだろうが。

花の絵 
 教室では3 年8 カ月余ですでに26 回も花を描いた。
正直のところ毎回挫折感だけが残る。
しかも色を塗り重ねて暗くしてしまい終わったあとの気持ちも暗くなっている。
情けないがこれから何枚描いてもきっと同じことのような気がする。途中でやめることが出来ないのである。塗ればもっと良くなると錯覚して結局自滅する。分かっていてもやめられない。

101 佃島
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上は現地でスケッチ。
 佃小橋の上にイーゼルを立てた。黄色の船を描きたかった。根気がつづかず1時間半程度で止めてしまった。左上に見えるのは住吉神社である。
佃島は朝ドラの舞台。良く赤い佃小橋が登場する。
ドラマは見るのが辛いくらい運びが拙いが、林立する高層マンションに囲まれながらも昔の下町に面影を残した月島の街の風情はなぜかほっとするものがある。
体調がもう一つとはいえ、絵が仕上がらずやめたので情けなくなって反省し、帰りがけに撮ってきた写真を見ながらペンで描いたのが下の絵。
かなりのスピードで潮が引いていくのが良く分かる。
春の潮は干満の差が大きいという。
水はこんなに青くはないが、ハゼかなにかの稚魚が群れて時折きらきら光るのが見えた。
それにしても何枚描いても風景は難しくて往生する。それだけ奥が深くて面白いということか。その域に達するのは何時のことやら。(20.9.20 )

102 ポットとシュガー入れ
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 ガラスの上に置かれたコーヒーポットと砂糖入れ。そしてバラのドライフラワー。
モデルの写真と比べると一目瞭然。絵は、光を捉えていない。ペンの動きもぎこちない。
ガラス板も形が変。すべてが「反省」。
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水彩画のおけいこ集 カルチャー教室に通って3年9か月が過ぎた。そこで人物、風景、花、静物と分野?別にカリキュラムに従い、撮っていおいた作品(デジカメ写真)を日付順に整理してながめて見た。分かったことは、 1 はじめて一か月くらいは少し上達した(ような気がする)。
2 あとは長い混迷状態が(今もなお、だ)続いている。
3 たしかに鉛筆の線は慣れのせいか少しは自然な運びになってきた。
4 色の重ねすぎが治らず混迷、混濁の度を深めている。
5 従って絵から光がだんだん消えて透明感が無くなってしまう。
6 やめ時=仕上げ時が掴めない。
日暮れて道遠しの感が深い。(20.7.16)

103 花二題
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 右は、新宿熊野神社のスケッチが雤で流れたときに描いた。紫陽花は2 回目。
左は、アンセリウムの2 回目。
教室も4 年も通うと教材が前と同じになる。絵もマンネリだ。しかも1 回目より必ずしも上達していない。
1 回目の紫陽花は、塗りすぎたことを良く覚えている。出来るだけ淡く淡くと思いつつまた、塗りすぎた。
左の絵は、壺の形が面白くて描いたが、もっと花の色を重ねたい誘惑に駆られる。
白百合多花撥け疑問符・感嘆符 中村草田男
20.6.21 花二題 アンセリウム2 ペン F8 紫陽花 F6 鉛筆 花の絵 4 年間の花の作品を並べてみると次のことがわかった。
① 練習だからと、出来るだけモデルの花を忠実に描こうとしてきたので、出来上がった絵に面白味がない。
② 構図もありきたり、色も固有色にこだわっている。
③ 習い始めから最近のものまですべて光を捉えていない。
④ 背景バックの処理がわかっていない。
(20.9.25 )

104 フラメンコ
フラメンコのコスチュームも2度目。
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上は教室で描いたものを家に帰って手を入れた。
どうしてもバックが上手くいかずに金を苦し紛れに塗った。
下はオアソビで左の絵を見て色紙に描いてみた(上と同じ10号・鉛筆)。
カラー用紙は白が使えるので光の勉強になるのではないかと思ったのだが、意外に難しい。
もう少し練習の必要があるようだ。
座っているように見えるので椅子は省略した。

105 人形2
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 人形は何度か描いたが、人形だけがモデルの絵は、これが2度目である。
人形は難しいが、魅力的な材料ではある。
全体のかたちもなかなかとらえられないが、やはり命はやはり顔だ。
人形の眼にならずにどうしても“ヒト”になってしまう。
トリミングして顔だけを少し大きくしてみたのが下の絵。また、挑戦してみたい。

106 ランプ
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上は鉛筆。下はペン。
2週間つづきなので2枚描いた。
静物は、いったい何を学べば良いのか、今もって理解出来ていない。
かたちを捉えるのか、やはり色であろう。そして、光。構図はどうなのか。
見る人は何を見ようとするのか。
混迷している。
現在国立新美術館で公開中の「静物の秘密」でも見ないと分からないのだろうか。
いずれにしても困ったものである。

107 絵に描いた桃
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 藍胎(らんたい)漆器に盛った桃。絵に描いたモチならぬ桃だが、文字どおり美味しそうに見えない。
圧倒的な存在感も捉えられない。
とくに赤い桃の産毛の生えたような肌の質感など絵は現物にほど遠い。
まだまだである。
ずっしりした白桃の存在感から昔暗記した「在り、居り、 侍り、いまそかり」を思いだした。

白桃やありをりはべりいまそかり 杜 詩郎
 だが、これは梨の実を描いた時の方が良いと、後で気づいた。しかし梨はもっと難しいに違いないので描く意欲が湧いて来ない。

108 ひまわりとトルコ桔梗
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  夏の向日葵の季節から桔梗の、竜胆(りんどう)の秋へ・・・過ぎてみればその移りゆく時の流れの速きこと、怖いばかりだ。
それにしてもトルコ桔梗は名ばかり、ききょうとは似て非とはこのことか。
向日葵の一茎一花咲きとほす 津田清子
 ふっくりと桔梗のつぼみ角五つ 川崎展宏

109 静物二題
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 電気スタンドとホトトギス 上の電気スタンドは、黒のカーテンが背景。
先生はもっと黒くした方が雰囲気が出るとおっしゃった。濃いブルーに茶を混ぜて見よと。

下はホトトギスの花とトルソ。
トルソはどうしたらもう少し奥へいくのだろうか。

110 乃木大将の厩舎
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 乃木神社のとなりにある乃木邸。敷地内に愛馬の厩舎がある。煉瓦づくりだ。今で言えば高級車庫か。
公開の殉死の座敷昼の月
   木漏れ日や煉瓦の厩舎秋高し 杜 詩郎

111 新宿御苑・秋
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 木は、黄葉した2 本のゆりの木。遠景は左がNTT のビルで右が新宿西口の新しいモード学園ビル。
この絵はほとんど現地で描き、手を入れていない。
今の力量では、ペンだと現地でこれだけ描きこむのはしんどい。
反省 遠景が少し濃い。ゆりの木はもう少し大きい。木の下はもっと暗い。etc。
No97新宿御苑・春と対にして21年の年賀状に印刷し使用した。心臓である。

112 さつまいもと09カレンダー
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 左 先生が並べたモチーフをすべてそのまま描いた。らんぷとバイオリンが秋の野菜と果実に埋もれた。絵も焦点が定まらない。
 右 09カレンダー用紙に描いたポインセチアはもっと赤い。葉も濃い緑だ。
 この花も捉えどころが無く難しい花である。

113 花 とクリスマスリース
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 左はバラやユリ、ガーベラなど。壺は前も描いている。2回目。右はクリスマスリース。
紙はホワイトワトソン。8号のペンはしんどいがかなり絵の具を重ねることが出来る。

静物画 教室では、静物の時間が最も多い。
 花と静物、風景と静物など組み合わせが多様なうえ、細密画が加わったり、写生会が雤で室内の静物に変更になったりするのがその理由であるが、何を学べば良いのかもう一つ分からないところがある。
分からないので出された素材を出来るだけすべて描くようにしている。
従って構図の勉強には全然ならないことになる。
楽器や果物、器物などのかたちを掴むということに精力を費やして終わる。
光と影を捉えるのも部屋のなかではあちこちから電気の光がくるのでなかなか容易ではない。日暮れて道遠しの感を否めぬ。(20.6.20 )


114 バレリーナ
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 上はカレンダー用紙に描いたもの。
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同時にペンで同じものを描いてあとから着色したのが下。
用紙はホワイトワトソン。
いずれも人体の上半身と足のバランスがとれていない。
従ってなんとなくモデルは休んでいるのに見ている方は安らいだ気分になれないのが悔しい。

115 静物ドライフラワーと花
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 09グロリオサ 左は暫く放って置いた絵に手を入れたもの。
少しはっきりしてきたが、当然ながら余り良くはならない。
右はもう少し手を入れたいところでやめたもの。
手を入れるとまったく違う絵になるような気がする。

116 わかさぎ釣り
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 例によって雪景色の練習。
 もとになった写真は北欧かどこかの凍った湖か、わかさぎを釣っている人のいる風景。
なんとなく日本のわかさぎ釣りにも似ていておかしい。風除けがないのは日本より暖かいのだろう。
絵としては、教会の塔を描きたかったのだが、 淋しいので前景に釣り人を入れたために焦点が二つになりぼけた。
きりもなく釣れて公魚あはれなり 根岸善雄

117 グロリオサとリーリー
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 猫は、毎日見ているのに実際に描いてみるとなかなか猫にならない。
 しかもモデルの我が家のリーリーはもっとカワイイ。
 グロリオサは、難しい形をした花である。
二つともやっかいなモチーフを選んだものだ。
今年は、教室で描いた絵にロクなものが無かったので、グループ展に出展する2枚のうちの一枚は家で描いたこの絵にすることを早くから決めていた。仕上がりはいまひとつだった。
下は着色する前のペン。

118 09フラメンコ二題
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 今年は、年一回(3月16日~22日)のグループ展に出品する作品が無くて往生した。
いかにも教室では「多作多捨」の1年であった。体調不良、絵は乱調、美は乱調になし、とは我ながら言い訳がましい。
この2枚は展示会直前の3月6日と3月13日に描いたフラメンコ・コスチューム。
結局、直前の2週に描いたうち下の絵をすべりこみで出品した。
右は、2週目13日になぐり描きしたものを家に帰って修正したもの。
いつも2週続きのときは二人のモデルさんが登場するのだ。

 ここからは21年9月から22年10月までの絵を収録した。
なお、画集のなかの日付は制作日でなく絵をサイトにアップロードした日である。
あらためて添えた文をみると、ほとんどが嘆き節である。ぼやき続けている。良いところも少しはある筈で、毎回なんとかそれを探そうとするのだが・・無い、それで自嘲文になる。
反省 しっかりと今の時点で、反省点を整理しておくべきであろう。

1基本的なデッサン力不足。線がおずおずしていて、勢いが無い。思い切りがわるい。
 いつも欲が出て抑えられない。
 やめ時が分かっていない。
2風景画は近景、中景、遠景のことが身についていない。現場で何を描きたいかを決めずに描き始める。
 空気が描けない。風もだ。
 光はもとよりだが。点景の扱いも下手。
3花や静物画でも、光と影を良く見ていない。したがって光を捉えていない。背景では奥行きが表現出来ていない。
4人物画では、線と面の着色が分かっていない。
 また、背景にいつも四苦八苦している。
課題 見えている課題は
 1屁理屈いわずにデッサンの練習、沢山描くこと。
2今の実力はどうしようもないと悟り、絵具を重ねずなるべく早くやめること。ここまで・・という諦め と潔さ。
  3光と影を良く見ること。背景はさっぱりと描くこと。
見えていない課題は 沢山あるだろうが、欲を出さないのが一番。

製本と電子書籍 水彩画の教室に通うこと7 年余。
この間に描いた絵の枚数は膨大になる。
普通ひとは気にいらない習作は捨てるが、何故かほとんどもっている。
いつかは捨てねばならないことは分かっている。
しかし下手な絵にしても、これを描いていた長い自分の時間を思うと破る気になれない。
誰も見るものはいないのだが描いた絵に文をそえてHP に掲載してきた。
もう10年以上になる。
それをB5 の画集にして5 冊の電子書籍にして眺めていたが、どうしても紙の本を作りたくなった。
やはり古い世代の人間なのだ。
今回、製本するにあたって編集し直してA4 版としたのには、わけがある。
印刷する場合には、B5 版は紙が少ないのでB4 を買ってきて半裁せねばならない。
これが結構大変なのである。

119 人形と二つのトルソ
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 このところ、カラー用紙ばかりに描いている。
鉛筆が走るので描くのにほんの少しだが、力が要らないような気がする。
体力と気力が続かないときに持ってこいの素材である。
白の使い方がポイントだが、まだよく分からない。

120 栂池
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 一年前に描いたのを修正した。一年前の小旅行を想い出しながら。
なかでも緑のなかに点々と湿原にひろがっていたわたすげの白が印象に残っている。あと鶯。8月初めだったからたぶん老鶯か。その鳴き声は美しく巧み。

121 西瓜
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 このスイカは実際に赤いのだが、絵としては上の方をもっと薄いピンクにした方が綺麗だ。
印象を描くか、リアルに描くか。いつも中途半端だ。

122 ざくろとバイオリン
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 テーブルクロスの上にざくろとバイオリンが置いてある。それを上からみて描いた。
あまり描いたことのないアングルで難しい。
それとざくろも特徴のある果物だがなかなかざくろにならない。最後にパステルの助けを借りた。

123 トルコの踊り子
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 トルコの踊り子をカラー用紙(キャンソン)にその上半身を描いた。
 モデルは日本人なのでコスチュームとどこかチグハグな感じがすることは否めない、が、しかたないことか。
それにしても、もう少し何とかならないものかと8B の鉛筆を使ってみた。

124 新宿
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  新宿住友ビル4階の窓から西口方面を見た風景。
真ん中は新宿センタービル、その向こうが新しいコクーンビルでその左は三井ビルと安田生命のスカートビル。
描くのに要した時間は1時間半、もっと時間があればと思うが、また色を重ね過ぎるのでこの程度が良いのか。新宿西口周辺は、不況と言いながらもなお進化している。

125 秋の風景1
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写真を見て描いたもの。場所は不明。
紅葉の道が为題だが、淋しいので左下にリスを入れたが訳の分らぬ小動物になってしまって失敗。

126 秋の風景2
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 写真を見て描いた2枚目。場所はご存じ箱根。芦ノ湖の海賊船である。
 富士山はもっと低い位置にそびえているが、敢えて掛け軸風に高い位置に描いてみた。
鳥も飛ばした。
なにやら、ある先輩の絵に似てしまった。

127 洋梨 ル・レクチェ(Le Lectier)
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 正式にはルレクチエと表記することになっているとか。北フランス原産、だが栽培が難しくフランスではもう生産されていない。日本では新潟産のものが差場にでる。甘くて香りが良い。山形のラフランスより一回り大きい。
追熟が40日ほどかかり食べごろが難しくその期間が短いのが特徴という。

絵の愉しみ 「好きこそ物の上手なれ」とは嘘である。
また、沢山描いたから、長いことやっているから上手になるわけでもない。持って生まれた才能というものもあろう。
一方で、絵は上手でなければならないということは無い。人の心を打つ良い絵は上手、下手とは関係無いようである。
基本的技術というものはあろうと教室に通っているが、それもなにやらおぼつかない。
人の心を捉えることが無くても、描いている本人が楽しければ良い、という方が納得感がある。
人がどう見るか、見て何と言うかは率直に言って気にはなる。しかし、それもどれほどのことも無い。
(23.12.13)

128 リーリー3題
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 我が家の猫は、名前をロシアの女優リーリー・ソビエスキーからとったというだけあって美形である。
そのうえ、出自がノラと思えないくらい気位が高い。
猫を飼う醍醐味のひとつである”だっこ”をさせない。捕まえると身をよじって逃げる。
それでもカワイイ。このカワイイを絵で表現するのは至難である。何度描いても失敗する。
いずれにしてもいまのところ絵の題材としては、面白いので時々は描きたいと思っている。
21.12.17 はがき大 鉛筆

129 2010カレンダー
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 シクラメンは何回描いてもうまくいかない。ポインセチアもだが。いずれもクリスマスやカレンダーの時季になるとこれらが登場する。この絵も花が少し鉢や葉に比して大きい。

130 羽子板とパン
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左は、正月らしく紙風船と独楽もある。右はフランスパン。

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